ローソク足

むさし「メタトレーダーを起動してみたけどなんだかむずかしそうだね・・」

くう先生「一度に色んなことを理解しようとすると大変じゃから一つづつ解説していこうかの。まず、真ん中のチャートに描かれているローソク足から説明しよう」


むさし「ローソクみたいに見えるからローソク足っていうんだね」


くう先生「ローソク足は江戸時代、米の先物取引のため、”本間宗久”氏が考案したと言われておるんじゃ。本間氏は相場で有名な酒田五法を考案した方でもあるのじゃ!このローソク足は、海外でもキャンドルチャートと呼ばれており、一つの図形でいろんなことがわかる大変優れた図形なのじゃ」


むさし「この形でどんなことがわかるの?」


くう先生「そうじゃの。まずは、一本の足でその時間軸の(1時間足なら1時間の)始値、終値、高値、安値の4つが一度にわかるのじゃ!上の図は値動きを簡略化して描いておるが、実際はもっと複雑な上下の値動きとなるが、結果、その時間軸の値動きがどうだったのかを単純化して描いてくれるのじゃ!」

むさし「陽線、陰線っていうのは?」

くう先生「始値より終値が高い場合、つまり値上がりしている場合は陽線、反対に始値より終値が低い場合は、値下がりしていることを真ん中の色であらわしているのじゃ」

むさし「始値っていうのはどういう意味なの?」

くう先生「値段は常に動いていて連続しておるから、実は”ここから始まり”というのはないのじゃが、あえて、特定の時間軸(例えば1時間)ごとに区切ることによって、その時間内の区切られた瞬間の最初の値段が始値となるのじゃ、同時に終わりの時間が終値じゃな」

むさし「すると、次のローソク足の始値と前のローソク足の終値は一緒ってこと?」


くう先生「うむ!するどいの!価格は途切れず常に動いておるから、上の図のようにローソク足は基本連続するのじゃ!」

むさし「基本・・ってそうじゃない場合もあるの?」

くう先生「うむ。値動きがない時間・・例えば為替なら日本の土曜日の朝6時(夏時間)から月曜日の朝4時(取引会社により異なる)まではチャートを記録しないため値動きが飛んでしまうことがあるのじゃ。これを窓開けと呼んでこれも重要な情報になるのじゃ」

むさし「ほかにローソク足からどんなことがわかるのかな?」

くう先生「ぱっとあげて上の表のような種類があるのじゃ。また複数のローソク足を組み合わせた酒田五法というものがあり、それはそれで奥深い技術じゃが、このサイトでは全体をまず俯瞰してほしいので今は細かく説明はせんがの。興味があれば”酒田五法”で検索してみてくれ」

くう先生「重要なことは、これらがあらわすことは、あくまで予想と経験で完璧ではないということじゃな。そして、その時間軸での価格予想であるということなんじゃ」

むさし「5分足なら、次の5分とか10分後、1時間足なら、次の1~2時間後ってこと?」

くう先生「そうじゃの。その時間もあくまで目安であって、実際には”上昇を暗示”とあってもいつ上昇するのかはだれにもわからないのじゃ!あくまで確率で他のいろんなサインとの組み合わせで確率的に高いほうを予測するという姿勢が大事なのじゃ!」

むさし「なるほど。完璧なシグナルというものはないんだね」

くう先生「そうじゃ。まず、”完璧はない”ということを理解することが謙虚さにつながりそれが相場で生き残るコツでもあるのじゃ」

むさし「ローソク足一つでかなり色んなことがわかるんだね」

くう先生「そうじゃの。これを発明した方は偉大じゃ!」




Alkemist

スウェーデン語で錬金術師のこと。暗号通貨(仮想通貨)を利用して稼ぐ方法を初心者の方にもわかりやすく提供いたします

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