仮想で取引して練習してみよう!
くう先生「では実際にビットコインを売ってみよう!」
ムサシ「え?ちょっと待ってください。おいら1ビットも持ってませんよ」
くう先生「普通の商売では商品を仕入れて(買って)から、売るのじゃったの。じゃがこの錬金術では売ることから始めることができるのじゃ。」
ムサシ「どうしてないものが売れるの?」
くう先生「売るのと買うのがセットになってひとつの取引となっておるのじゃ。なので、売ったものはいつかは買い戻さなくてはならんし、買ったものはいつかは売り払わなくてはならん。そうしてひとつの取引が完了するのじゃ。じゃからどちらから始めてもかまわないのじゃ」
ムサシ「いつまでも持っておくことはできないの?」
くう先生「もちろんどれだけの時間もっておいても良いのじゃが、反対売買が完了するまでは実際の金額には影響しないのじゃ。最初に売買することを「ポジションを持つ」といい、反対売買して決済することを「ポジションを閉じる」というのじゃ」
ムサシ「じゃ、反対の売買をするまでは、実際のお金が減らないんだね。もしマイナスになっても、いつかプラスになるまでずっともってればいいのかにゃ?」
くう先生「それは「塩漬け」といって、あんまりしないほうが良いの。例えば不良在庫のようなものじゃ!とりあえず、まずはやってみるのじゃ!。とりあえず、余計なウィンドウを閉じて左上のSELLボタンをクリックしてみるのじゃ」
ムサシ「なんか、英語でおこられました」
くう先生「これはワンクリックで、注文が発生してしまうから注意しなさい という注意書きじゃ!このボタンは便利なんじゃが、いきなり注文が完了してしまうので注意が必要じゃ!最初のうちは ALT+T で閉じておいても良いの(再表示する場合はもう一度 ALT+T)。とりあえずもう一度、SELLボタンを押してみなされ」
ムサシ「なんか注文されちゃったみたい。いきなりー1,115円になってる!」
くう先生「売値と買値には、1ビットコインあたり1000円前後の価格差があるんじゃ。これをスプレッドとよんでおる。買値が高く、売値が安くなっておるじゃろ。これは空港や銀行などでドルに両替するときと同じように、取引会社の手数料と考えるとわかりやすいの。ただこのスプレッドだけでは、取引会社の利益が安定しないので、Commissionと呼ばれる固定の手数料もとられることになっておる。」
ムサシ「5,000,000円ー1115円ー76円 で 4,998,809円なんだにゃ」
くう先生「そうじゃ。ただこのEquityは、現在ポジションを閉じれば確定してしまう仮の金額なのじゃ。」
ムサシ「確かに、どんどん動いているにゃ!このまましばらく待ってみるにゃ!」
くう先生「その間に、Margin 8,719円というところに注目してほしいのじゃ!これは、1ビットコインあたり217,983円必要なのに、8,719円しか必要でないということをあらわしておるのじゃ!これが錬金術のゆえんで、25分の1しか必要としておらんじゃろ!」
ムサシ「ほんとだにゃ?!じゃあ、仮に1ビット25万円だったら、本来なら500万円で、20ビットコインしか売買できないのに、1ビットコインで1万円しか必要ないから・・・500ビットコインの売買ができるってことかにゃ?!」
くう先生「そうなるの。ただ、レバレッジを最大(25倍)にしてやり取りすると、思惑と反対方向に動いたときに余裕が無くて破産(強制決済=ロスカット)して資金がなくなってしまうから、欲張るのは禁物なのじゃ!その資金管理の考えは心理編で延べようかの」
ムサシ「1時間ほど放置しておいたらこんなになっちゃったにゃ!」
くう先生「うむ。6,390円の利益がでておるの。最初ー1,115円じゃったから、1時間で7,505円の利益がでたことになるの」
ムサシ「え?なにもしないで時給7500円なのかにゃ?!」
くう先生「そうじゃの。しかもこれは、わずか1ビットコインでのやりとりじゃから、もしこれを、100ビットコインで取引していたら、時給75万円じゃの。しかも必要な資本金は、レバレッジ25倍じゃと100万円じゃの」
ムサシ「え?え?本当なのそれ?時給75万円というとプロ野球選手なみだにゃ!」
くう先生「声がでかいの(笑)じゃがちょっと待つのじゃ!同時に1時間で75万を損する可能性も50%あるということじゃ!もしあそこで全資産で買っておったら・・・」
ムサシ「・・・なんだか恐ろしいね」
くう先生「うむ。じゃから錬金術は諸刃の剣なのじゃ!そして多くの証拠金取引で失敗するのは、この欲に負け、全資産で投資してしまって、破産するまで損きりができないことによる破産なのじゃ。逆にこれ以外のパターンではほとんど破産しない。これを気をつけることを口を酸っぱくしていいたいのじゃ。コツコツ低いレバレッジで利益を積み上げるのが大事なのじゃ!」
ムサシ「じゃぁレバレッジは低くてもいいんじゃないの?」
くう先生「レバレッジを効かせる(多めの売買をする)のは、ここぞ!というときに限るのじゃ。そして、失敗したときにはすばやく撤退する。自信の大きさによってレバレッジを調整することも重要なんじゃな」
ムサシ「なるほど!この錬金術の可能性が見えてきたにゃ!」
くう先生「では席を離れる前に、決済しておこうかの。決済方法は簡単で、下のポジションを右クリックしてClose Orderするだけでよいのじゃ!」
くう先生「これで実際に、5,238円の利益で出るのじゃな。後は実際に出金指示をすると、銀行に入金され、日本円として利用できるのじゃ!」
※話をしているうちに6,390円の利益が5,238円に減りました
ムサシ「え~まだ儲かるかもしれないのにもったいないですよ~」
くう先生「ではそういう場合に、STOP注文について説明しようかの」
ムサシ「タイマーの設定ができるのかにゃ?」
くう先生「時間の指定はできんのじゃが、金額の指定ができるのじゃ!設定方法は簡単で注文の緑の点線を上にドラッグしてみるのじゃ!」
ムサシ「赤い点線が表示されたにゃ!」
くう先生「これでこの線まで行くと決済するという STOP注文がされたのじゃ。これで寝てても外出しても、これ以上の損は発生しないから安心じゃな。このSTOPは、注文と同時に必ず設定しておくのじゃ!」
※実際には、あまりに急激に値段が動いた再に、この指定したSTOPから離れて決済されてしまって予想よりも損失が大きくなる場合もあります。実際にAlpari という外国為替取引の会社が、スイスフランの暴騰という市場の出来事によって、少々指定したSTOPの位置より離れた価格で決済されてしまいました。ただこの会社は良心的で、本来は顧客が負担すべき損失を会社のシステム側で自動で決済し、顧客の損失を最低限で保護し、その価格差を会社が負担したため破綻にまで追い込まれました。そして預けていたお金も金融庁の指示により、きちんと顧客に払い戻されました。このように予想外の事態により、このSTOPで指定した位置よりも損失が広がる場合もありますのでご注意ください。
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