ルールを守ることの難しさについて

ムサシ「ルールって・・? 交通ルールは守ってるにゃ!」

くう先生「ここでいうルールとはじゃな、自分で決めた取引の決まりのことなんじゃ。」

ムサシ「自分で決めたルールなら守れるんじゃ・・?」

くう先生「それが自分で決めたルールじゃからこそ、ルールを破っても監視するのは自分だけじゃし、どうしても甘くなってしまうのじゃ。特にポジションを持つときは守れても、ポジションを閉じて決済(特に損きり)する時に、人間、損を確定するのはいやじゃから、なにかと都合のいい情報を集めてきて、ルールを変えてしまうのじゃ!これを確証バイアスというんじゃ」

ムサシ「そんなことをするとどうなるのかにゃ?」

くう先生「いつまでも損きりができずに、損失が膨らんで、結果資金がそこを尽きて強制的に退場(ロスカット)されてしまうのじゃ!」

ムサシ「退場・・って?」

くう先生「預けていた資金が全部なくなり、追加で入金しない限り、もうポジションをもてなくなることじゃな。ポジションがもてなくなると、挽回するチャンスも無くなり、心理的にもショックが大きくて2度と証拠金取引をやりたくなくなってしまうのじゃ」

ムサシ「うわっ!それは大変だね」

くう先生「そうじゃの。このような事態はなんとしても避けなければならん!」

ムサシ「でも、それがわかっているのにどうしてそうなっちゃうのかにゃ?」

くう先生「うむ。それは、なぜそこで損切(損を確定して決済すること)をしなければいけないのか、確固たる自信がないからなのじゃ!なんとなく(あるいは人の噂を信じて)ポジションをもち、なんとなく決済しておると、損が出る局面になったときに、確証バイアスがはたらいて、自分の都合のいい情報だけを集めてしまうのじゃな。”大統領がこう言ってた!” とか ”このシグナルがまだ上昇になっている!” とかじゃな。ニュースというものは必ず両面があり、いいニュースも悪いニュースも、どちらも集めようと思えば、いくらでも集められるものなのじゃ。またそのニュースが影響する時間軸が、1分後なのか1年後なのかだれにもわからんのじゃ」

ムサシ「でも、テクニカルの指標で、「まだ上昇になっている!」っていうのは、その通りなんじゃ・・・」

くう先生「その通りなんじゃが、それはひとつのシグナルにすぎんのじゃないかの?複数のシグナルが下落を指し示しているのに、自分の都合のいいように、上昇シグナルを探し出している場合がほとんどなんじゃ!」

ムサシ「ではどうすれば・・・」

くう先生「ポジションを持つときに、同時に損きりポイントも持つんじゃったの?そのときに明確なルールに従って損きりポイントを入れたのであれば、そこに自信をもって、いさぎよく損きりされるのじゃ!そして次のポジションで利益を出せば良いのじゃ!」

ムサシ「自信を持って、損きりするにはどうしたら・・・」

くう先生「そのためには、テクニカル指標をよく勉強して、なぜそうすべきなのか理由までわかることじゃの。明確な理由を知っていれば、それ以外のことがおきてもそれは ”例外” ということで割り切れるのじゃ。”例外”というのはあくまで特殊なことで確率的に多くは無い。そして勝率にこだわらないことじゃな!損が小さいうちに損きりすることは非常に良いことなのじゃ!じゃからどんどん損きりすべきなのじゃ!」

ムサシ「え?でも勝率をあげないとトータルで勝てないんじゃ?」

くう先生「うむ。実は全体の勝率は悪くてもトータルで勝てるのじゃ!それは次の損小利大を目指す!で話そうかの」

Alkemist

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